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「旬の素材を贅沢に使ってます」/アメリカン・ハッスル

 FBIが天才詐欺師とコンビを組んで大物政治家を逮捕した「アブスキャム作戦」、この全米を震撼させた衝撃の実話を遂に映画化!……こんな文句煽りだけでも下地は十分なのだが、そんなストーリーを補強する俳優人がまた凄まじい。今や名優と名指ししても誰も異論を唱えないだろうクリスチャン・ベイル(今回のために20キロの増量!)、化粧とライトの当て方次第で美女にも醜女にも変身するエイミー・アダムス(今回もビッチ!)、数々の賞にノミネートされるなど着実にキャリアを積み重ねつつあるブラッドリー・クーパー(残念なイケメン全米代表!)、『ハンガーゲーム』のヒロインの面影など皆無なメンヘラを演じたジェニファー・ローレンス(殴りたくなるほどのクソビッチ!)、説明不要のロバート・デ・ニーロ(いるだけで怖ぇよ!)、クレジットを見るだけでもその豪華さに期待膨らんでしまうのだが、そんな彼らが織りなすこの騙し合いの交響曲は、詐欺に加えて恋愛の駆け引きも絡んできてしまい、うっかり気を抜いてしまうと自分が何を観ているのか良い意味で分からなくなってしまうのである。まさにヘルタースケルター、お祭り騒ぎのエンターテーメントといった感じの作品だ。

 しかしこの監督、『ザ・ファイター』でもそうだったのだが、相変わらずビッチを撮るのが上手いこと上手いこと。我の強い相棒エイミー・アダムスと詐欺師さえもお手上げのメンヘラ女房・ジェニファー・ローレンスに挟まれて、クズ野郎の主人公アーヴィン(ベイル)や功名に先走るリッチー(クーパー)が何だか可哀想になってきてしまうのだ。自分がゲイである可能性は全力で否定するが、セクシーな男達が精神的に追いつめられていく様は母性本能をくすぐられずにはいられない。引用の曲がマニアック過ぎてネイティブにしか面白みがわからないという声もあるようだが、まあ何となくの雰囲気はつかめるはずだ。

 極上のストーリーに極上のキャスティング、ちょいとこじつけのハッピーエンド感があるものの、きらびやかな銀幕の世界を純粋に楽しませてくれる逸品だ、一つ景気づけに劇場へと足を運んでみてはいかがだろうか。

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